香港:香港における意匠登録料等の引き下げ
香港知的財産局(HKIPD)は、2024年03月01日から意匠登録料等を引き下げました。
意匠登録の電子出願を促進する目的として、出願手数料の引き下げに加え、意匠登録の公告料、更新、修正、期限延長、認証コピーなどの手数料が、従来の費用に比べ最大 70% まで引き下げられます。
出典: SPRUSON&FERGUSON、ジェトロビジネス短信
香港知的財産局(HKIPD)は、2024年03月01日から意匠登録料等を引き下げました。
意匠登録の電子出願を促進する目的として、出願手数料の引き下げに加え、意匠登録の公告料、更新、修正、期限延長、認証コピーなどの手数料が、従来の費用に比べ最大 70% まで引き下げられます。
出典: SPRUSON&FERGUSON、ジェトロビジネス短信
中国知識産権局は2024年01月20日に「書誌的事項一括変更業務処理に関する通知」を出しました。
複数の特許出願又は特許権について書誌的事項の一括変更ができるようになりました(実用新案、意匠についても同様です)。
主な内容は
1.一括変更件数上限はない。
2.変更事項によっては公費発生は必要。
3.結果公告は1回のみ。
これにより関連手続きの効率向上が期待できます。
出典: 上海専利商標事務所
2024年02月01日より、英文の意匠登録の交付申請手続きが簡素化されました。
改正前:英文の意匠登録証に記載すべき事項が正確に翻訳されていることの証明書類として公証済証明書等の提出が必須。
改正後:「2024年物品類別の物品目録」の英語名称を記載して英文の意匠登録証を申請する場合、添付書類を省略可。
この度改訂された「2024年物品類別の物品目録」では、韓国名だけでなく英語名称も併記され、この物品目録には、韓国語と英語の名称が10,678件含まれ、内5,344件はロカルノ分類の名称が使用されています。
出典: KIM,HONG&ASSOCIATES
ブラジル特許庁は、特許出願のアピール(審判)段階でのクレーム補正に関する改正規則を2024年02月27日に発表しました。
改正規則の概略は下記の通りです。
A.補正は拒絶理由解消を目的としたものに限る。
B.審査段階で出願人が放棄したsubject matterを再びクレームに記載することはできない。
C.明細書のみに記載され、クレームには記載されていない事項をクレームに記載することは認められない。
D.出願の本質を変える補正は認められない。(審査段階で議論された場合を除く)
出典: UNGRIA
2023年08月23日公表の改正特許規則が、2024年03月15日に施行されました。改正特許規則の主な変更点は以下の通りです。
・審査請求期限が、最先の優先日から31ヵ月に短縮されました(2024年03月15日以降の出願に適用。それ以前の出願は従来通り48ヵ月)。
・対応外国出願の情報提供義務(Form3の提出)は、インド出願日(又は移行日)から6ヵ月以内に1回、最初の審査報告(FER)発行日から3ヵ月以内に1回の、合計2回までとなりました。但し審査管理官による要求があった場合は、通知日より2ヵ月以内に提出する必要があります。
・特許実施報告義務(Form27の提出)は、特許付与の翌会計年度から3会計年度毎になりました(従来は1会計年度毎)。また、Form27も簡素化され、インド国内で発生した売上データなどを記載する必要がなくなりました。
・通常の親出願、子出願からの分割出願に加えて、仮出願からの分割出願が可能になりました。
出典: LexOrbis
レバノンでは、2024年02月15日より新しい商標規則No. 324が施行され、権利期間が現在の15年から10年へ短縮されました。新しい規則は、新規及び係属中の出願に適用されます。よって、既存の登録の権利期間は変わらず15年ですが、新しく登録される商標については10年となります。
また、公費の値上げも併せて発表されました。知的財産権の出願、登録、更新、登記等の手続に適用されます。
出典: Abu-Ghazaleh Intellectual Property、Baianat Intellectual Property
2024年02月28日付で施行された第154/2023号政令に従って、モザンビーク工業所有権協会(IPI)は公費の調整(値上げ)を行いました。
この公費の調整について、商標登録、更新、異議申立、暫定拒絶への対応等の法的手続が含まれます。
出典: JAH Intellectual Property
ミャンマー知的財産局に対し、著作権登録申請を行うことが可能となりました。
登録申請は文学作品や芸術作品及びその映像、演劇作品、音楽作品、視聴覚作品、映画作品、写真作品などの著作物が含まれます。
海外で発表された全ての作品がミャンマーにて著作権登録申請の資格を得るには、最初の発表日から30日以内にミャンマーで再発表する必要があります。
出典: U KYI WIN
サウジアラビア知的財産総局(SAIP)による2023年09月19日付公表の改正特許、工業意匠、集積回路および植物品種法第197号に基づき、2013年01月01日以降に出願した工業意匠の有効期間が10年から15年に延長されました。
通常、維持年金は毎年01月01日から03月31日までに支払う必要がありますが、2013年に出願した現在存続中の意匠登録については、経過措置として、2024年05月23日までに第11年度年金を納付することにより、保護期間の延長をすることができます。
出典: JAH Intellectual Property
トルコでは、2024年01月10日より施行された商標法の改正によって商標取消手続きの管轄が裁判所から特許商標局に移りました。これは商標の取消手続きの簡素化を目的とした動きで、速やかで費用効率のよい行政手続きとなり、特に不使用取消請求の件数増加につながることが期待されています。
出典: SABA Intellectual Property