トルコ:知的財産法施行規則の改正
2019年07月08日に改正施行された知的財産法の施行規則に基づき、出願人の住所又はその法人名の変更届、実施許諾設定、譲渡届、誓約書提出などの手続きにおいて新たな委任状の提出が不要になりました。また、出願の取下げに関しては、出願人による宣言書の公証が不要になりました。
出典: Eldib & Co.
2019年07月08日に改正施行された知的財産法の施行規則に基づき、出願人の住所又はその法人名の変更届、実施許諾設定、譲渡届、誓約書提出などの手続きにおいて新たな委任状の提出が不要になりました。また、出願の取下げに関しては、出願人による宣言書の公証が不要になりました。
出典: Eldib & Co.
外国に居住する商標の出願人、権利者及び商標審判部で手続きをする者は米国において法律を扱う許可を受けた代理人によって代理されなければならないという規則が公布され、2019年08月03日に施行されます。
この新規則は不正な提出物に対抗する重要なステップとなるものです。
出典: 米国特許商標庁
(2018年07月20日付のニュース&トピックスの続き)
「特許料等の徴収規則」が改正され2019年07月09日に施行されました。
主な改正内容として、
①韓国特許庁がPCT出願の国際調査報告書又は国際予備審査報告書を作成した場合は韓国国内段階における審査請求料の70%の減免が適用されること。
②特許(登録)証を書面ではなく電子文書で発給を受ける場合は設定登録料の一部減免(1万ウォン)が受けられること。
が挙げられております。
出典: KOREANA PATENT FIRM
ブラジル大統領は2019年06月26日にマドリッド議定書に署名しました。公報に公告後、WIPOに加入書が寄託され、90日以内に発効する見込みです。尚、多区分指定や商標の共有が認められる予定です。
出典: BALDER
2019年07月01日より、中国向け商標案件の更新、名義や住所変更等の公費が値下げされます。
又、電子申請可能な手続も現行公費より10%減額されます。さらに、電子申請による電子コピー通知書が発行可能な変更申請は無料となります。
出典: 中国商標局ホームページ
インド特許庁が特許法施行規則改正案を発表しました(2019年06月30日まで意見を受付)。
1.英語以外の出願に基づいて優先権を主張する場合、国際出願からの国内移行に限って要求があるときにのみ基礎出願の認証付英訳本を提出しなければなりません(現在は全ての非英語出願に適用)。
2.特許発明の実施報告義務は特許登録の翌年から発生します(現在は登録年から)。特許発明を実施しない場合、実施しない理由を500語以内の英語で説明する必要があります。
出典: Remfry & Sagar
ブラジル特許庁から「国内遺伝資源及び/または遺伝資源に関連する伝統的知識へのアクセスに関する庁指令」が、特許出願に対して発行されています。
ブラジルの国内遺伝資源及び/または遺伝資源に関連する伝統的知識にアクセスする場合、特許出願人は同アクセスの関する登録または認可が必要となっています。
同アクセスの非使用の宣言書の提出は、必須でありませんが、非使用の宣言書を提出することによって、出願の審査が促進されます。
出典: Nascimento Advogados
南アフリカの企業知的所有権委員会(CIPC)の発表によりますと、2019年07月01日以降、特許及び意匠の関係公費が値上げされます。
特に中小企業(SMME)に該当しない法人企業について次の手続きに係る公費は大幅に値上げとなります。
1.新規特許出願:約86%up
2.特許年金:900%up
3.新規意匠出願:125%up
4.意匠登録年金:900%up
出典: De Beer Attorneys
2019年05月03日より、インドネシアの特許及び商標に係る一部の手続きの公費が値上げされました。
特に特許出願の場合は、次のとおり大幅に値上げとなりました。
1.請求項数に基づく加算公費:50%up
2.明細書頁数に基づく加算公費:200%up
3.審査請求:約55%up
4.特許年金の基本料:最大約50%up
更にPPH申請は有料化になり現在レートで日本円約43,400円となります。
出典: Am Badar & Partners
カナダは、マドリッド・プロトコル、ニース協定及びシンガポール条約への加入書をWIPO事務局長に寄託しました。これらの協定は2019年06月17日に発効します。
出典: WIPO